感動しますよ。『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』
パワハラ目撃
先日、ものすごいパワハラを目の当たりにした。マジで韓国ドラマ? と思った。ほかでやってほしかった。あり得ない。
最近、何がどうしてか昇格してしまったらしいヤツは、権力に酔いしれているのかやりたい放題。フリーの立場としては、以前から「変なヤツ」を出来るだけ視界に入れないようにしてはいたが、たまに運悪く交通事故に遭うこともあり、とても気分が悪かった。そして気分悪いと思う時間が本当にもったいない。
あんなヤツについていきたいと思う人なんていないだろうな。
『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』
そこでこのドラマのあるシーンが思い浮かんだ。
ドラマのあらすじは簡単に ↓
IUが演じるジアンは、家族からも、社会からも愛情を与えられず、保護も受けられず、社会から見放されたまま大人になった。派遣とアルバイトを掛け持ちしながら聴覚障害を持つ祖母の面倒を見ている。ただ「生存」しているだけの日々。
イ・ソンギュンが演じるドンフンは、大企業で部長として勤務しているが、彼もまた生きることへの重みを感じている。経済的に苦しい兄と弟、そして母親、職場内での権力争い、浮気をしている妻。
ジアンは金儲けのためにドンフンの私生活を盗聴することになる。お金さえもらえればいい……。うん? イヤホンを通して聞けば聞くほど、知れば知るほど、ドンフンというアジョッシ(おじさん)に惹かれていく。心底、アジョッシには幸せになってほしいと願うのだが……。
普通はこうよね
このドラマは韓国で放送当時(2018.03.21. ~ 2018.05.17)、一生もののドラマだといわれていたほど共感でき、じ~んとくる名場面の多い作品だ。
そのなかから、今回のパワハラ事件で取り上げたいのがこの場面。
「私が誰かを好きなことが非難の対象になるかもしれないけれど、今日クビにするといわれても、はじめて人として扱ってもらえ……、ひょっとしたら私も価値ある人間なのかもしれないと思わせてくれたこの会社に、パク・ドンフン部長に感謝するでしょう。ここで働いた3か月が、21年の今までの人生で一番あたたかかったです。将来、この会社の前を通りかかったとしたら、社屋を見ただけでも気分がよくなって……、ずっとこの会社が繫栄してほしいと願うでしょう」
懲罰委員会でジアン(IU扮)がパク・ドンフン部長(イ・ソンギュン扮)を陥れようとする側の会社の役員たちからの質問に答えたときのセリフだ。
「暗」ずくめだけど
たまたま上に紹介したのはヒロイン・ジアンのセリフだが、ドンフンが部下やジアンにかける言葉はあたたかくて、じ~んとくるものが多い。しかも、イ・ソンギュンのあの声音でこれらの感動的な言葉を連発されると、真面目に鼻につ~んと、そして胸にじ~んとくるものがある。
第4話くらいまでかな? 画面も雰囲気も暗いし、OSTも暗いし、暗いものずくめのなか、ジアンの態度も正直ちょっと殴りたいんですけど……と思うシーンが多いが辛抱すると、そこから名場面+名セリフの連発。
ドラマの雰囲気はMVで
実はこのMV中でも名セリフ登場!
https://www.youtube.com/watch?v=ll4QIbU1kv4
(tvN DRAMA)
「うれしくて。親しい人のなかにもあんな(ステキな)人がいるということが」
大型連休前半に思うこと
このドラマを見て、そしてあり得ないセクハラ現場を目の当たりにして、私はこれまで先輩や上司、後輩、同僚に恵まれていたんだと実感。この場を借りて、ありがとうございます!
今日は韓国での社会生活で、私の唯一の“사장님 / サジャンニム / 社長”の誕生日。早速朝からはりきってカカオでお祝いのメッセージを送った。で、「あんまり喜ばしいシーズンじゃないな」なんていっとりました(笑)。変わりなくてうれしかったりする^^
コロナで人と会う機会も減り、これまで以上に人との出会いの大切さを感じながら、おごることなく(おごれることもないが)謙虚でいかないと、と今一度自分自身を振り返り、いい聞かせる。
周りの人に迷惑をかけず前進したいと思う大型連休前半。後半まで気分よく過ごそう。
*写真:『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』公式HPより http://program.tving.com/tvn/mymister/
그럼, 또 뵐께요(クロム ト ベルケヨ / では、またお会いしましょう) ^^ nib
P.S. ふと『私のサジャンニム』とかいう作品なんて、とほくそ笑むのであった(笑)。