知って見ると楽しさ倍増! 韓国ドラマ・プチポイント 『愛の不時着』編―その③
1. 梅雨は動物???
やっと梅雨が明けた(関東地方)。
一方、お隣韓国は現在장마(チャンマ / 梅雨)、というか豪雨真っただ中で、今年のチャンマの特徴は「夜行性」らしい。備えにぜい弱な夜の間にゲリラ的に雨が降り、被害が続出しているのだが……
ちょっと待てよ? 「夜行性」って、動物に使うんじゃないの? ということは、チャンマは動物? と首をかしげるも、最近韓国のニュースでは「夜行性チャンマ」の見出しをよく見かける(いずれにしても、これ以上被害が出ませんように ><)。
で、結局この「夜行性チャンマ」の原因は、地球温暖化とのこと。
疫病に、地球温暖化……。地球が何だかおかしい。
心配事が増えないように……、引き続き韓国ドラマも楽しく視聴できるように……、みんなが安心して、気持ちよく暮らせる社会であるように……と、できることを考えて、微力ながら努力しようと思う今日この頃。
というわけで『愛の不時着』へ……
2. プチポイント 『愛の不時着』編―その③
☆ 美しくも悲しいギターの旋律に、なぜ笑いが?
第12話にも知っておくと面白いプチポイントが隠されている。
北朝鮮から韓国にやって来たリ・ジョンヒョク(ヒョンビン扮)は、ユン・セリ(ソン・イェジン扮)の家でゲームにハマる。ジョンヒョクは「トマト栽培者」というニックネームで「血のにじむ努力」というニックネームを持つクム・ウンドン(タン・ジュンサン扮)と、互いの存在を知らないまま熱いPK戦を繰り広げる。ゲームに熱中しているジョンヒョク。と、そこに突然、美しくも悲しいギターの旋律が。
このシーンが視聴者の笑いを誘った。
なぜこの笑えるPK戦シーンで静かなギターの旋律が? と不自然に感じた視聴者もいたのでは?
そんな視聴者は、Go To ヒョンビン前作。
この曲は、ヒョンビンの前作ドラマ『アルハンブラ宮殿の思い出』(韓国放送:tvN 2018.12.01~2019.01.20 / 主演:ヒョンビン、パク・シネ)のテーマ曲→ 『アルハンブラの思い出』(作曲:フランシスコ・タレガ)なのだ。
同ドラマでヒョンビンはIT投資会社の代表で、ARゲーム開発のために自らがプレイヤーになって直接ARゲームのなかに入り、PK戦を繰り広げる。劇中、名曲『アルハンブラの思い出』は要所要所で流れ、この曲が流れはじめると視聴者は緊張感を究極に高め(まじめにドキドキする)、ドラマのなかへ、なかへと引き込まれていく。
舞台は主にスペイン・グラナダだが、韓国・ソウルも舞台なので、結構、旅行気分にも浸れる。
機会があればぜひ見てもらいたい作品の1つだ。
『愛の不時着』でこのギターの旋律をBGMとしたゲームシーンが放送されたのち、ドラマ『アルハンブラ宮殿の思い出』は、韓国ポータルサイトの検索ワード1位になるほど話題を集めた。
*PK:ゲームでほかのプレイヤーを殺すPlayer Killing、またはそれを行うPlayer Killerの略語
☆ちなみに
最初のブログで紹介したソン・スンホン主演ドラマ『夕食一緒に食べませんか?』にも『愛の不時着』パロディがあるので、これからご覧になる方はご期待を。
3. 名曲『アルハンブラの思い出』Francisco Tárrega:Recuerdos de la Alhambra
https://www.youtube.com/watch?v=AYhXaKo5wg4
もう10年くらいたつかな? アルハンブラ宮殿を訪れたときに、見どころのひとつ、「ライオンの中庭」が工事中。ライオンを1匹(1頭というよりは小ぶりなはずなんで)も見れなかったㅡ.ㅡ;; ことを思い出し、コロナが収まったらもう一度訪れたいなと。居心地のよい地球に向けて努力、努力。因果応報。
4. 一番好きなシーン
選びきれないかもしないが、みなさんにとっての『愛の不時着』ベストシーンは?
私は……
第4話のヒョンビンがソン・イェジンに偶然会ったフリをしようと、マ・ヨンエの家の前を自転車で何回も行き来するシーン。あの照れくさい表情のヒョンビン、何度も巻き戻して見たいシーンだ。
5. 次回予告
韓国の新語について。
ぜひお立ち寄りください。
그럼, 또 뵐께요(クロム ト ベルケヨ / では、またお会いしましょう)^^ nib